2017/10/07

濃度オーバー

裏うつりや予期しない色合いになるトラブルを防ぎましょう。
印刷通販会社は、完全な原稿データで入稿されることを前提にしたビジネスモデルです。DTPデザイナーに依頼せず自分で作成したい場合、印刷の基礎知識や制作用アプリケーションごとの注意事項も理解されていた方がよろしいでしょう。

K100%の黒をスミベタ、対してスミベタにCMYをそれぞれ40%程度足した黒をリッチブラック と言います。 一般的には、リッチブラックの方が締まりのある黒に仕上がると言われます。
一方、CMYK各色の合計が400%となる「四色ベタ」にしてしまうと、 印刷後のインキが乾燥できず、重なり合った用紙に付着して汚れが出る場合があります。
これは「裏うつり」と呼ばれるもので、紙の種類によってインクの乾きやすさが異なるため、データ作成の段階から注意が必要です。
入稿データに300%以上の色が使用されている場合、印刷会社によって独自の判断で色調整を行います。(この色調整によって、印刷物の色合いが多少変化することがあります)
レジストレーションカラーは、オフセットカラー印刷では C+M+Y+K としてトンボのカラーに使用されます。トンボ以外で、レジストレーションを使用するのは避けてください。
※レジストレーションカラー
DTPソフトのカラーリストに入っている選択肢のひとつ。特定の色の名称ではなく、色のregistration(見当合わせ)に使うための設定。レジストレーションカラーを付けたアイテムは、使用しているすべての色の版に入るので、色校正で色のずれがないか見当の確認するために、トンボには必ずレジストレーションが用いられる。自動トンボはレジストレーションカラーで印刷される。「ライン」や「線」でトンボを作成した場合は、カラーをレジストレーションにしておく。
オフセット印刷の特性上、印刷表現の難しい色が存在します。
例えば、CMYをすべて100%に設定すると、パソコンの画面上では真っ黒に表示されますが、実際の印刷では真っ黒にはなりません。
赤みがかったり、青っぽくなったり、予期せぬ色に仕上がります。CMYKのみで特に濃度の高い色を表現するのはなるべく避けて下さい。
色ムラが発生したり、予期しないの色に仕上がってしまうことがあります。「濃い色」を表現する場合は、K(ブラック)を加えて作成すると比較的安定した色合いになります。